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バラ園と湖西浄化センター見学


びわ湖を背景に美しいバラが見られるバラ園
春、秋の年2回公開されており、今秋は10月27日まで

自宅近くにある湖西浄化センター、下水処理施設としてより春と秋のバラ園の方が印象に残っているのですが、今回、バラを見に行ったらちょうど「今から処理施設の見学をしますので希望者は集まってください・・・」という案内があったので、初めて処理施設の見学をしてきました。 因みにこの処理場、大津市の際川から北小松に至る地域をカバーしているそうで、もちろん我が家の下水もここのお世話になっています。


最初沈殿池 見えているのは泥や固形物が沈殿した後の汚水だが、まだまだ悪臭が強い
ここは常時は蓋をされていて見ることはできない

下水は自然勾配で流れるようになっているので、処理場に近くの下水管は地下12m程のところにあるらしく、先ずは大きなゴミなどを取り除いてポンプで3m程の高さに汲み上げ、最初沈殿池に入ります。 ここを1時間ほどで通過させ、固形物の大部分を取り除きます。

生物反応槽 写真の槽は空気を通しているため泡立っている
ここも常時蓋をされている

生物反応槽では下水に活性汚泥(1ccあたり1万匹?程の微生物を含んだ泥)を加え、汚水を分解します。 ここの浄化施設のキモとも言えるプロセスだそうです。 汚泥が混ざっているので水は茶色く濁っていますが、臭気はそれ程でもありませんでした。


 最終沈殿池 活性汚泥を5時間ほどかけて沈殿させる
写真ではよく分からないが、ここの水はかなり透明度が高い

最後に活性汚泥を沈殿させ、その上澄みが最終の急速砂ろ過池に送られ、最終沈殿池で取り除けなかった浮遊物を除去してびわ湖の沖合にある流出口から放流します。

ステップごとの浄化の様子の見本 左から右に向かって綺麗になっているのが分かる

因みに最終の急速砂ろ過地の場所に放流先の琵琶湖の水質との比較を計測したパネルがありましたが、放流水の水質は基準値を大幅に下回っており、概ね琵琶湖の水と同等と言える水準でした。

さて、綺麗になった水とは別に、汚泥が発生するわけですが、これは汚泥燃料化施設という、結構大掛かりな施設で黒い顆粒状の「下水汚泥燃料」という炭化物にして販売されていて、石炭などと一緒に火力発電所の燃料として燃やすとのことでした。 

横向きのドラムが汚泥乾燥機、その上左の縦の筒が再燃炉

琵琶湖の水が大阪湾に注ぐまでの流域人口の約半数は、5回繰り返し利用された水を含む水道水を飲んでいるそうで、滋賀県の下水道普及率が約9割と比較的高いのも、このような水利用に配慮しているからとのことです。 また、365日24時間稼働のこの施設には電力が不可欠で、1日程度の自家発電能力はあるものの、長期の停電が起こると下水が処理できなくなるなどというのも初めて知りました。 バラも綺麗だったのですが、今日はいい勉強になりました。