
湖西線開業時の時刻表(1974年7月号) 表紙は志賀〜蓬莱間で遠方に三上山が見える
古い時刻表を調べようとして段ボール箱を探していたら、なんと湖西線開業時の時刻表が保存されていました。 表紙は記憶していたとおり、志賀〜蓬莱間の琵琶湖を背景にした場所で、よくぞとっておいたと自分を褒めてあげたい気分です。(他に褒めてくれる人も居ませんし。。。) 古い時刻表を少し処分しようかなどと考えていましたが、「そんなことをしてはいけません」という神様の啓示かもしれません。 ただ、改めて何が残してあるかの情報だけでも整理しておく必要性を痛感した次第です。
さて、当時の列車ダイヤはローカル列車のみ、7時台、8時台京都到着の朝のラッシュ時でさえ1時間2本程の閑散としたものですし、奈良線や桜井線と一緒のページというのも幹線扱いの今とは大きく異なります。
さらに、細かく見ると、敦賀〜今津までの列車が気動車だったり(最上段の列車番号の末尾がD)、当時今津9時発、京都9時58分着の上り始発新快速が、今は永原8時57分発で近江舞子まで各駅に停車しながらほぼ同じ所要時間で京都に9時57分に到着するなど、車両やスピードアップの変化が読み取れます。 また、叡山、西大津など、懐かしい駅名が並んでいます。