
最近何かと忙しくて鉄道関係もすっかりご無沙汰といったところでしたが、久しぶりに東京に行ったので上野東京ラインというのに乗ってきました。 東京は私鉄や東京メトロの相互乗り入れ、JRは湘南新宿ラインといった具合に既存路線の広域直通が増えていますが、今回の上野東京ラインも列車運行的には東北、常磐、高崎線と東海道線が直通することになったものです。 この上野東京ラインは湘南新宿ラインが基本的に既存の線路を使っているのと違って、秋葉原〜神田〜東京で営業中の東北・上越・北陸新幹線の上に重層で新線を建設するといった面でも話題になりました。 もちろん開業した現在は真下を走っている新幹線が見えたりはしませんが、一段高い所から見る景色はちょっと新鮮です。
上野まで行ったので、日暮里まで足を延ばして「谷根千」を少し歩くことにします。 谷根千とは谷中、根津、千駄木の略で、下町の街歩きが楽しめる多少年齢層の高い方向きのお散歩コースといったところ。 ネットショッピングはもちろん、コンビニやスーパーでも殆ど口を利かないで買い物をする昨今ですが、谷中銀座のような商店街ではそうはいかないのも楽しみの一つです。
この日はあまり時間もなかったので、谷中銀座からツツジ満開の根津神社を見た後は、再び上野にもどってお昼は上野精養軒へ。 ちょうどTBSテレビ60周年特別企画として放送中の「天皇の料理番」のモデル秋山徳三が精養軒OBであることに因んだ特別メニューが用意されていて、彼が西洋料理に開眼したきっかけとなる「カツレツ」でちょっと贅沢なお昼ごはんになりました。
食事の後は上野公園内にある上野東照宮へ。 上野東照宮はちょうど満開の牡丹苑と2014年に修復が完了して公開されている社殿を見学。 社殿近くにおられたボランティア?の方の言によると、かつて徳川家への忠誠を示すために全国には400近くの東照宮があったそうで、ネットで調べると全国東照宮連合會なる組織もあって今でも全国に50近い東照宮があるようです。 上野の東照宮は、東京に近い割には空いていて彫刻などもゆっくり見られて以外と穴場?かも知れませんね。