
道路側から見た公人屋敷 受付に女性が二人も居て超ヒマそうだった
坂本の日吉大社の参道に面して公人屋敷(くにんやしき)というのがあります。以前から「何だろう」と思っていたのですが、ウォーキングに出掛けた時に入場料100円也を支払って入ってみました。
公人というのは延暦寺の僧侶でありながら妻帯と名字帯刀を認められた人の事で、年貢その他の寺務を担当する、いわば宗教団体の事務職といった存在であったようです。こういった公人が住む公人屋敷は坂本には多くあったそうですが、その中で比較的昔の姿を留めているこのお屋敷が所有者から大津市に寄贈され、平成15年から一般に開放されているとのことです。

主屋(しゅおく)を抜けて裏にでると米蔵(左)や馬屋(右)が残る
馬屋の手前の空き地にはかつて離れがあり、母屋と渡り廊下で繋がっていたとのこと

米蔵の手前から主屋を見る
パンフレットによると江戸時代後期の建築だそうですが、中に入るとちょっとタイムスリップしたような感覚で、小旅行をしたような気分になりました。