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藤をめぐるバスツアー

長いものは1m程あった三大神社の藤棚

5月3日、「藤にまつわるお宮さん四社めぐり」というバスツアーに行ってきました。近場ですが滋賀県草津市にある藤で有名な惣社神社、三大神社、志那神社をめぐり、志那神社でユネスコ無形文化遺産でもある「サンヤレ踊り」を見物し、最後は立木神社に立ち寄るというもので、草津市観光物産協会の「ご支援」のお陰で烏丸半島の草津市立水生植物公園での近江牛すきやき弁当(駅弁の南洋軒製造)までついて3,900円というバーゲンプライスでした。

惣社神社、三大神社、志那神社があるのはびわ湖に近い草津市北部で、ボランティアガイドさんのお話によると「志那」の語源はベトナム語の風を意味し、かつての湖上交通に必須の動力であった風に因んで、三社にはいずれも風の神様が祀られているとのことでした。いや~バスツアーは乗ってればいろいろ連れて行ってくれてラクチンなだけでなく、勉強にもなりますね。。。

藤の方は特に三大神社のものが有名で、「砂擦りのふじ」と言って長いものは穂が2メートル近くになる・・・とパンフレットにはありましたが、昨今は天候のせいか1mぐらいまで伸びると先に花が萎れてしまうことが多いようで、今回も冒頭写真のようにだいたい1m程度といったところでした。

 

また、5月3日は草津市の多くの神社で祭礼があり、訪問した三社でもいずれも神事が行われたり神輿などが飾られているのを見ることが出来ましたが、特に志那神社ではちょうどサンヤレ踊りの奉納を見物できました。

車中で聞いた草津市の学芸員さんの話では、サンヤレ踊りは集落から疫病神を祓う意味があり、草津では7地区でそれぞれ異なるサンヤレ踊りが保存継承されているそうです。

志那のサンヤレ踊り
踊っているのは小学校高学年~中学生ぐらいの子ども達だった

烏丸半島の草津市立水生植物園での昼食休憩の後、最後に旧東海道に面した立木神社に立ち寄りました。ここの藤は正直わざわざ見に行くほどでもなかったのですが、偶然神輿が神社に戻ってくるタイミングと重なって、神様が神輿から降りられて神殿に戻られる(表現は正しくないかもしれませんが・・・)というシーンを見る(指示があって頭を下げていたので正確には「聞く」)ことができました。神様が移動される際には電車のモーター音みたいな音がするんですね。これもなかなか興味深い発見?でした。

市中から戻ってきた草津立木神社の神輿