
先日、東京にいった折に7月に開業した成田スカイアクセス線を経由する新型スカイライナーに乗りに行って来ました。帰りは新型のNEXを奢ったので\5,000を超える出費となりましたがまだ新車の匂いのする列車に乗るのは気分の良いものですね。
スカイライナーは当然始発の上野から乗車。予約はインターネットで事前に済ませると言う万全の体制で臨んだのですが、私の乗車した9:40発の019号の4号車は上野はもちろん日暮里を出ても10人程度の乗車で拍子抜けするような「空き具合」でした。成田空港到着時も出口の混雑は大したことなかったので、全体的に10~20%の乗車率ではなかったかと思います。
列車は京成高砂までの京成本線では線形も悪くトロトロといった感じで走りますが、京成高砂で分岐して北総線最初の駅新柴又の先、江戸川を渡るあたりでぐんと加速し、しばらくは最高速度130km/hで走行、印旛日本医大を過ぎるといよいよ成田スカイアクセス線でグーンという感じでさらに加速、待ちに待った160Km/h走行が始まります。といっても160Km/hで走行する距離は空港第二ビルまでの18km程ですから時間的には7分程度で、全体を時間で表すとトロトロ区間が50%、130km/h区間が30%、160km/h区間は20%ぐらいの感じでしょうか。
車両の方はブルーとホワイトの鋭角的な外観と、アルミフレームでソリッドなイメージのシートなどシンプルだけど質感のある内装で、静粛性も高く乗り心地も快適でした。
対する新型NEXは旧253系登場当時の「特急なのに向かい合わせシート」「窓が小さく陰気くさい」といったインパクトに比べると平凡な車両になりましたが、これはこれで大方の日本人にとっては歓迎される進化だと思います。 NEXのシンボルカラーの黒と赤と白は内外の洗練されたデザインに共通しており、青と白のスカイライナーとは好対照です。
まあ、それでもやっぱりスカイライナーの日暮里-成田空港(終点、第一ターミナル)40分というのは早いですね。 NEXは東京-成田空港が1時間ちょっとですから、山手線にどうせ乗り換えるのであれば、スカイライナーが時間的に一歩リードしていると言えるでしょう。 胸のすくような高速走行も快適で、私は今回はスカイライナーに軍配をあげたいと思います。
尚、試乗を予定されている方へのご注意として、成田空港駅から外に出る際には身分証明書の提示を求められますので、免許証や健康保険証などをご持参されるようお勧めします。 (私はクレジットカード2枚で勘弁してもらいましたが。。。)